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 ゜┗━┛         2007年01月06日号 通巻 210号 ┗━┛゜
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 初めましてのかたは、初めまして。そうでない方は、お待たせ致しました。
 自称「文芸同人誌」主婦と創作の発行人、銀凰です。

 あけましておめでとうございます。
 旧年中は大変お世話になりました。
 本年もよろしくおつきあい下さいますよう、お願い申し上げます。

 それでは早速本日の会報をお楽しみ下さいませ。
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◇本日の目次…
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 ▲オススメメールマガジン・HP・情報紹介
 ◆連載小説…流河 晶 <ヴァンパイア・ゴーレム> 第22回
 ◆連載小説…神光寺かをり クレール光の伝説・古の【世界】 第39回
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◇メールマガジン・HP情報紹介
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◇連載小説 <ヴァンパイア・ゴーレム> 第22回    作:流河 晶
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 幾度も切り結び、刃こぼれしてゆく剣。
 鋭い攻撃を防ぐうち、鎧は切り刻まれてちぎれた金属片と成り果て、しまい
に取って捨てられる。
 激しい動きに黒騎士の兜から髪がこぼれ落ち、銀の蛇めいて、のたうつ。
 刃は互いの血を求め合い、無数の傷は容赦なく体力と敏捷性(びんしょうせ
い)を奪って、互いの動きを鈍くしてゆく。

 そうやって命がけで闘ううちに、陽は徐々に傾き、やがては地上を血のよう
に朱(あけ)に染め、闇が訪れた。
 不吉な未来を暗示するかのごとく、巨大な紅い月が昇る。
 それを背景とした二人の戦士の闘いは、未来永劫(えいごう)続いていくよう
にも思えたのだったが。

「──はっ!」
 鋭い気合いと共に、兜が袈裟懸(けさが)けされて真っ二つとなり、ついに
人間の戦士はひざをついた。
 チャンスと見て、ゴーレムの戦士は剣を振りかざす。
 だが、次の瞬間、オラムの口から、驚愕した叫びがほとばしっていた。
「──アージェ!」
 小柄だったのも道理、兜の下から現れたのは女の顔…それも、まだ幼さが
残る少女の顔だったのだ。

 その時、不意に情景が変わり、この少女……おそらくは十五、六歳くらい
だろう……が歌い、踊り、はしゃいでいる場面に移行した。
『いつかゴーレムと人間が、一緒に楽しく暮らせるときが来るといいわね。
 そう思わない? オラム。
 ……だってほら、私達とあなた達、どこが違っているの?』
 銀髪の少女が顔をのぞき込み、微笑みかける、過去の幻影(ヴィジョン)。
 それが消えると、少女は無限の憎しみを込めて、オラムを睨(にら)み付けて
いた。

「ゴーレムめ……この、人殺しの吸血鬼め!」
 その色あせた唇から、搾(しぼ)り出すように声が漏れる。
「ア、アージェ……どうして……!」
「アージェ……とは誰のことだ?
 わたしは、お前達ゴーレムを倒し、世界を我らの手に取り戻す使命を帯びた、
人類の救世主(メシア)なのだ!」
 言うが早いか少女は跳ね起き、ゴーレムに斬りつけた。

「……くっ、一体どうしたと言うのだ、アージェ……」
 不意を突かれて腕を切り裂かれ、傷を押さえながら、オラムはうめくように
言った。
「しつこいぞ、アージェなどという名は知らぬ!
 さあ、ゴーレムよ、かかって来い。今こそわたしの力を見せてやろう!」
 人間の少女に鋭い眼差しで見据えられ、オラムは動揺を完全には抑えること
ができぬまま、それでも何とか、
 剣を拾い上げた。

 それまでは渾身(こんしん)の力を込めて闘っていたゴーレムの戦士。
 しかし今やその剣に、先ほどまでの気迫は微塵(みじん)もなく、片や人間の
戦士は、非人間的とも言える冷酷さで敵に闘いを挑み続ける。
「アージェ……アージェ……アージェ……」
 オラムは、ただ少女の名をうわ言のようにつぶやき、相手の剣を防ぐばかり
で、自分から攻撃する気力を完全になくしてしまっていた。

 そうなれば、勝敗の行方は目に見えている。
「──覚悟!」
「うわっ!」
 ついに必殺の気合いを込めた剣先が、深々とオラムの胸を刺し貫いた。
 しかし、乾き切った地面に倒れ伏したのは、少女も同時だった。
 すでに彼女も、かなりの深手を負っていたのだ。

「オ、オラム!」
「相討(あいう)ちか!」
 テッドとスミスが同時に叫び、オラムに駆け寄ろうとしたときだった。
「……う…うう…? こ…こは…どこ……?」
 少女が身動きし、眼を開いた。
「ア…ジェ、…」
 ゴーレムもまた、死に切ってはいなかった。
 か細い声に励まされ、彼は這(は)いずって少女の許へ近寄っていく。

「あ、オラム……? オラムなのね……よかった、無事…だったのね……会い
…たかった……」
 少女は涙を浮かべて手を差し伸べ、オラムはその華奢(きゃしゃ)な手を握り
しめた。
「アージェ、私もだよ!」
「でも……痛い……体が痛いわ……どうして……あたし……?」
「しっかりするんだ、アージェ。何も覚えていないのか?
 ──そうだ、ご両親はどうした?」

「……両親……? ああ、……お父さん達はね…殺されたの……」
「殺された!? 誰に! ゴーレムにか!? それとも!」

「人間か……ゴーレムかわからない……どっちでも…同じ…よね……。
 お父さんとお母さんが…死んじゃった…のには…変わり…ないもの……」
「アージェ……」
 オラムは痛ましげに眼を伏せた。

「お…お父さんが…死んで……あの人達が来て……それから……それからは…
分からないわ、何も……」
「あの人達? 誰のことだ?」
「よく…わかん…ない…頭…が…ぼんやりして……。
……そうだわ…剣を習ってた…気がする……とても上手…だって…ほめられて
…うれしかった…けど……。
 でも…やっぱりあたし…ホ…ントは……」

「剣を習った!? 誰に!?」
「……知らない女の人…よ……たくさん…たくさん…練…習して……。
 そう…オラム…そっくりの……ゴーレム…が…いっぱいいたの……。
 彼らを相手に……」
「くっ、何てことを……! 彼女は関係がないのに……!」
 オラムは歯噛みした。

「ああ…オラム…どこ……? 暗いわ…何も見えない…さ、寒い……」
「──アージェ! すまない……!」
 手がぱたりと落ちて少女の体から力が抜け、ゴーレムは、温もりの残るその
体を抱きしめた。
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◇無料レポート
 これだけは知っておきたいその7 文章の書き方 総まとめ
 良い文章には「ひかる言葉」を入れることが大切です。
 それは、誰にもできそうでいてなかなかできない
 「作詞の世界」においても、言われている事柄です。
 その要点をまとめたものがこのレポートです。
 文章の世界は奥が深いので、
 一つのレポートでそのすべてを語ることは不可能です。
 今回は「ビジネス文書の書き方」を主に説明していますが、
 良い文章を書くためのポイントについても各所で触れています。
http://tinyurl.com/yc6dz2

◇無料レポート
 【知を同志と楽しむ疑問語5】〜同志とともにスキルアップできる!
 新・日本の辞典著【疑問語E-BOOKシリーズ VOL.6】は、
 人生のパートナー・同志とスキルアップしていく際の一つの壁……
 「ちょっと知的でユニークな『言語力』」
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◇連載小説 クレール光の伝説・古の【世界】 第39回  作:神光寺かをり
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 この世に未練を残し、死しても死にきれぬ者の魂が変じた結晶……【アーム】
などと呼ばれる物体は、ある種の意思を持っているらしい。
 その意思に沿わぬ者、あるいは理解せぬ者は、【アーム】の力を解放するこ
とも、使いこなすこともできぬ。
 厄介なのは、【アーム】の意思が偏執的であることだ。死せる魂は彼らが
「死ぬ」直前の心残りのみを内に抱いて凝華しているらしい。
 クレール姫の父親は、たった独り残さねばならない愛娘の身を案じていた。
【正義《ジャスティス》】と呼ばれる用になった今でも、彼は娘の身を案じ続
けている。
 今の彼には只その一点しかなく、それ以外の感情も理性もありはしない。
 すなわち、彼にとっては己がこそが唯一娘の守人であり、それ以外の存在は、
誰であろうとも総て排除すべきものなのだ。
 凝り固まった「意志」に、娘の呼びかけは届かない。
 たとえエル・クレールが信頼を寄せる人物であっても、あるいは彼女が全く
感心を持っていなくても、【正義】の刃はその相手に激しい攻撃を加えてしまう。
 その攻撃をよく喰らうのが、ブライト=ソードマンであった。
 ちょっとした拍子に(あるいは、ちょっとした拍子を装って意識的に)彼女
の腰のあたりに手を触れたとしよう。そこに【正義】の力が封じられている場
所に、である。
 途端、バチリと火花が発する。さながら絹地とウール地を擦り合わせたかの
ような瞬間的な痛みが、ブライトの側にのみ走る。
 爪が割れ、皮膚にやけどの跡が残ることもある。
 蜜蝋の中に埋もれている【アーム】の欠片について、ブライトが「【正義】
ほどではない」と前置きしつつも「攻撃的」と言うからには、何かしらの刺激
があるのだろう。
 小さな欠片にも、他者に対して牙を剥かねばならない「意志」があるのだ。
 その「意志」が何を訴えているのか、ブライトはおぼろげに察していた。
 それはあまり認めたくない「理由」ではあった。
 試みに、心の奥で拳の中の小さな欠片に問いかけた。
『俺が末生り瓢箪の野郎を嫌っているってのが、気に入らンかね?』
 明確な返答があった。
 指先が感じた縫い針の先ほどの痛みが走ったのだ。
『ウチの姫様にちょっかいを出した上に、俺が野郎を嫌うのが気に喰わねぇと
抜かしやがる。しかも野郎の書いた物の封緘にめり込んでたと来たら……』
 小さな【アーム】の欠片が、生前は皇弟と深い縁を持っていた人物であるこ
とは間違いない。
『それどころか、野郎本人の可能性がある』
 確かにヨルムンガント・フレキ=ギュネイが死んだという報はない。
 正室も嗣子もいない今上皇帝に取って、腹違いながらすぐ下の弟である彼は、
皇太子に準ずる存在である。万一彼が薨《こう》じたとなれば、すぐさま大葬
が執り行われてしかるべきだ。
 同時に、彼が生きていると証明する報がないのも、また事実であった。
 というのも、ここ数年彼は封地ガップから一歩たりとも出ておらず、あまつ
さえ、書簡の一通も発していないのだ。
 ガップは半ば鎖国の状態であるとも言う者すらいるが、実際には彼の地に人
の出入りがない訳ではない。
 ただ、君主に謁見できた者がいないだけだ。
 そのため、病を得て重篤な状態だという噂もある。その病のために、二目と
見られぬ容姿に変じてしまったのだという噂もある。
 乱心して岩牢に閉じこめられているなどいう説は、彼が兄に帝位を「奪われ
た」ころから、延々ささやかれ続けている。
 妙な噂が流れる度に帝国政府はそれを否定している。
「誤報である」「誤謬である」「径庭はなはだしい」「事実と異なる」
「皇弟は病を得てなどいない。重篤な状態ではない。容姿が損なわれたという
ことはない。乱心などしていない」
 そのくせ、続いてしかるべき「健勝である、壮健である」などの語句は一切
出てこない。
 依って、人々の疑念は深まる。
 だがそれを口にすることを皆が憚り、押し黙っている。
 今、ブライトも押し黙っている。
 彼が帝室を畏れているからでは無い。
『相棒が動揺する』
 彼が嫌う件の人物は、エル・クレールにとっては唯一残されたと言っていい
「家族」に他ならないのだ。
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