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 ゜┗━┛         2006年12月16日号 通巻 208号 ┗━┛゜
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 初めましてのかたは、初めまして。そうでない方は、お待たせ致しました。
 自称「文芸同人誌」主婦と創作の発行人、銀凰です。

 それでは早速本日の会報をお楽しみ下さいませ。
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★文芸同人「主婦と創作」ではあなたの作品のご投稿をお待ちしています。
投稿は専用メールフォームで。(http://mm.9no1.gozaru.jp/mmagazine.html)
投稿に際しては投稿規約(http://mm.9no1.gozaru.jp/03.html)必読です。
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◇本日の目次…
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 ▲オススメメールマガジン・HP・情報紹介1
 ◆連載小説…流河 晶 <ヴァンパイア・ゴーレム> 第20回
 ▲オススメメールマガジン・HP・情報紹介2
 ◆連載小説…神光寺かをり クレール光の伝説・古の【世界】 第37回
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◇メールマガジン・HP情報紹介
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◇連載小説 <ヴァンパイア・ゴーレム> 第20回    作:流河 晶
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 そのゴーレムは逃げていた。
 ジュンヌと呼ばれた、セネクス老人の孫娘のゴーレムと同じように。
 無論、姿形は、あの少女にはまったく似ていない。
 これはジュンヌが作られる以前のゴーレムであり、闘技場で闘わせるために
と、屈強の戦士として生まれてきていた。
 その身体能のお陰で、管理局の追跡を楽々とかわし、逃げおおせることも
可能と思われた、そのとき。

「くそおっ!」
 頭に血の昇った管理局員の撃ったレーザーガンが、エアチューブを打ち抜き、
たまたま通りかかったエアバスに命中したのだ。
 激しい爆発、轟音と悲鳴が辺りに響き渡る。
 空中へと投げ出された乗客が、ばらばらと落ちていく。
「あ……」
 ゴーレムは、おのれの逃亡により引き起こされた惨事にたじろぎ、思わず
動きを止めた。

「助けて!」
 頭上から悲鳴が聞こえた。見ると、乗客が一人、エアチューブの端にしがみ
ついていた。
 地上までは、ゆうに百五十メートルはある。落ちれば命はない。
 とっさにゴーレムは、様々な建物や乗り物を足がかりに、その客めがけて
登り始めていた。

 事故に驚き、野次馬が集まってくる。
 彼らが見守る中、ゴーレムはついにエアチューブにたどり着き、今にも落下
しそうだった少女を助けた。
 人々が歓声を上げ、拍手した、そのとき。
 一発の銃弾がゴーレムの体を貫いた。
 それは、運悪くシェムを破壊して人造人間の動きを止め、少女は悲鳴と共に
落下し、地面にたたきつけられた。
 血とゴーレムの破片が周囲に飛び散り、見物人は衝撃を受けた。


「だっ、誰だよ、今撃ったのは。せっかくあの子、助かるところだったの
に!」
 テッドは周囲を見回した。
「あいつだ」
 胸に公安局のバッジをつけた男を、スミスは指差す。
 男は、唇に薄笑いを浮かべながら銃をホルスターに戻していた。
「あ、こいつか! なんでこんなことを……!」

「目撃者が大勢いたにもかかわらず、管理局はこの事実を隠蔽(いんぺい)し、
単なる事故として処理しようとした。
 前々から同様の脱走が相次いでおり、"目覚めた"ゴーレムには、いくばく
かの権利を与えるべきではないかと、論争が起きていたところだったからな。
 管理局は、おのれに不利になる事実の公表を良しとしなかったのだろう」
「だからって! あれじゃ、女の子も一緒に殺したようなもんだろ!
 こんなことが本当にあったのかよ!」
 テッドは悔しそうに言った。

「ああ、誓って真実だとも。
 セネクス様が、ゴーレムを人間と同等の存在にしようとお考えになられたの
は、その頃、自由意思を持つ者達が、自然発生的に我らの中に現れ始めていた
からなのだ。
 ……造物主はそれに手を貸してくださった、ただそれだけのことだ。
 ──見ろ」
 オラムは指差した。
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★ 出でよ!サムライ ★ - 歴史に学び人物を目指す -
人間的な魅力はどうすれば養えるのでしょう?自分自身を鍛えるに
はどうすれば良いのでしょう?そのヒントが歴史の中にあります
歴史小説名場面の背景を理解し、そこから何を学ぶかお届けします
熱と感動で心に栄養を http://melten.com/osusume/?m=15981&u=10992


◇これだけは知っておきたいその7 文章の書き方 総まとめ
  良い文章には「ひかる言葉」を入れることが大切です。
  それは、誰にもできそうでいてなかなかできない
  「作詞の世界」においても、言われている事柄です。
  文章の世界は奥が深いので、一つのレポートでそのすべてを語ることは
  不可能です。
  今回は「ビジネス文書の書き方」を主に説明していますが、
  良い文章を書くためのポイントについても各所で触れています。
>>http://mag-zou.com/report_get.php?id=m0000175754_8&n=m1000002419

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◇連載小説 クレール光の伝説・古の【世界】 第37回  作:神光寺かをり
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「『台本』と違う演技、か?」
「少しばかり。ま、大人の事情ってやつで」
 マイヤーは脂汗をぬぐい、答える。
「どういう事ですか?」
 エル・クレールはブライトへ向けて質問を投げた。
「この阿呆が書いた筋書きの通りの芝居は勅使の前で演《や》るわけにはいか
ないってことに、どうやらこの阿呆も気付いてはいるらしいと言うことですよ、
姫若。そんなことをしたら、手鎖じゃ済まない。獄門晒し首になってもおかし
くない。だからこの阿呆は慌てて筋を書き直した」
 ブライトの目玉が、マイヤーのそれを睨み付ける。
 彼は頬を引きつらせつつ、
「そんなに阿呆阿呆と繰り返さなくても……。大体、直したと言っても、それ
ほど大きく変更した訳じゃありません。役者の衣裳やら振り付けやら、そのあ
たりを少しだけ、ね」
 右の人差し指と親指を重ね、一寸ばかりの隙間を作ると、愛想良い笑顔を頬
の上に浮かべた。
 彼は胸を張って、声音を高くし、
「その少しの違いが踊り手には厄介なもですから、騒ぎ立てているってだけで
すよ。筋そのものは変わってません。ガップの皇弟殿下の書いたものと、実際
の芝居とを見比べていただけば、それで原本と台本の突き合わせをしたのと同
じ事です」
 そう言い終えると、急に背を丸めて、声を落とした。
「勅使様方が見える前に、一遍通し稽古をします。そいつを若様にご覧いただ
いて……それでもし妙なところがあれば、仰ってください。すぐに直しますから」
 マイヤー=マイヨールは頭を深々と下げて見せた。そして、ブライトとエル
・クレールが何か言いかける前に、
「ああ忙しい、大変だ、慌ただしい」
 わざとらしく大声で叫びながら踵を返し、ばたばたと元来た方へ駆けだした。
「あの野郎、すっかり俺たちを『味方』に付けたと思いこんでいやがるな」
 ぼそりと言うブライトに、エルが訊ねる。
「と、仰いますと?」
「規制が緩くて、袖の下の効果が絶大な田舎ばかり回ってきたもンだから、連
中、感覚が麻痺していやがる。どこまでやったら不味いのか、テメェじゃわか
らない。で、ものを見る目のが真っ当で、なおかつテメェらの肩を持ってくれ
る『外の人間』に意見して貰おうってのさ」
「あなたの審美眼が見込まれたのですね。あの方、どうやらあなたのことを気
に入っているようですから。でなければ、あれほど痛い目に会わされたという
のに、あなたへの態度を変えないでいられるわけがない」
 エル・クレールはクスリと笑った。ブライトは苦虫を噛み潰したような顔つきで、
「お前さんのご身分に目を付けたんだ。呑み屋での騒ぎで、お前さんが勅使連
中よりも立場が上だと見たんだ。で、こっちがあの勅使殿に口利きしてくれる
と踏んだんだろうよ。その上で、いざとなったら『こちらの若様がお墨付きを
くれました』てな具合に、こっちに責任を押しつけて逃げる腹積もりさ」
「あなたがお嫌いな帝都の役人に味方しないだろうと言うことも、どうやら織
り込み済みのようですし」
「そこまで頭が回るかね?」
 訝しむブライトの顔を、エル・クレールは
「似たもの同士のご様子ですから」
 莞爾として見つめた。
「どこが!」
 一瞬、声を荒げたブライトだったが、エルの掌が鼻先に突き出されると、
「よく見てやがる」
 妙におとなしくなった。
 彼はたおやかな掌の上に、己の拳を突き出した。
「あの阿呆、俺にアレを渡すって時に、素早く丸めて袂ンなかに仕舞い込みや
がった。ヒトサマが隠したがるものは、見てみたくなるのが人情ってもンだ」
「だからといって、あれほど乱暴なやり方をすることはなかったと思うのです
けれども。あれでは掏摸ではなく強盗ですよ」
 エルは持っている物を早く出すよう、差し出した手を軽く上下させて促す。
 ブライトは握り拳を上向きに開いた。
 逞しい掌の上に、赤い蝋の欠片が付いた、紐の塊が乗っている。
 エル・クレールがそれを取りあげようとした途端、再び拳が握られた。
 疑問と驚きで顔を上げたエルは、ブライトの表情が硬く、真剣であるのを見た。
「隠すからにはそれなりの訳があると見てのことだったンだが……」
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「うた詞」と「読み詩」はまるで別のモノ!
「うた詞」は唄うための詞。「読み詩」は読むための詩です。
うたの詞は、耳から空気のように入ってきて、空気のように通りすぎて行きま
す。だから、あまり難しいことを書いても、聞いている人に理解できません。
普通に会話しているような言葉で、小学生にでもわかるような言葉使いで作る
のがコツです。「うた詞」は「会話」です。だから会話のできる人なら誰にで
も作れます。文学的才能は必要ありません。あなたも作詞を始めてみたら!
作詞通信個別指導
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